南海タイムス記事2008年10月10日号 水海山処分場「町、議会へも働きかけを」

水海山処分場「町、議会へも働きかけを」
   計画見直し求め住民の集い



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 水海山処分場計画について住民同士で考え、最終決定までの残された短い期間に何ができるのかを話し合う集いが6日夜、三根公民館で開かれ、住民50人あまりが参加した。集いでは「このまま、水海山処分場建設事業が進むことにはストップをかけたい」という方向性が確認され、事業主体の東京都島しょ町村一部事務組合(以下一組)、住民の代表である浅沼町長や町議会に対して、計画見直しを求めるさまざまな活動を展開していくことで意見がまとまった。


若者らが呼びかけ

 この催しを呼びかけたグループの中心となっているのは、20~30代の若者たち。4月の住民説明会で、事業主体の一組からごみ処分場建設計画が具体的に示されてから、その安全性に疑問を持ち、処分場そのものの問題点や、候補地・水海山の地質、水源との関連などについて情報収集と学習会を重ねてきた。浅沼町長に直接会って、追加調査の実施も求めた経過もある。

 集いでは、主催者側から「10月30日が期限の水海山の生活環境影響調査の内容に関する意見書の提出を、住民に呼びかけていきたい」との提案があった。住民が意見書を提出しやすいよう、書き方や宛先などをわかりやすく示したチラシの配布や、店頭などで直接住民に呼びかける活動も行っていくとして、協力を求めた。


意見書と署名共に

 参加者からは「意見書は一組がちゃんと住民の意見も聞きましたというプロセスに過ぎず、計画を見直させるまでの効果は期待できない。残り少ない時間でできることは署名をして住民の代表である議会、町長へ訴えかけるしかない。」そこに力を注ぐべきだとの指摘があった。

 一方で、「調査内容には疑問点や矛盾も多く、それを意見書で指摘するのは無駄ではない」「敷かれたレールかも知れないが、思いを伝えるのは大事。人から頼まれてする署名と違って、ごみ問題を自分自身の責任として考えるきっかけになる。意見書と署名への協力呼びかけは一緒にできることで、両方やればいい」との声もあった。

 署名運動については「応援したい、やってほしいと声をかけてくれる人が多い。住民と行政が一緒に考える時間は必要で、水海山に処分場ができてしまえばもう取り返しが付かない」「水海山に反対するともっと危険な場所が候補にならないかと、署名には抵抗があったが、今は本当に処分場建設が得策なのか、造らない方法もあるのではと考えている。水海山での建設は食い止めたいので署名は必要」「郷友会の万からも、『心配して
いる。がんばって』と励ましをもらっている」などの声があった。

技術革新早い分野

 集会では、埋め立て処分に変わる焼却灰の処理方法として国や都が推進しているエコセメントへのリサイクル事業ついての説明や、島内で廃食油をバイオディーゼル燃料として再生している動きも報告された。また民間による古紙やダンボール、古着などのリサイクル計画が島内で動き出しており、「今後焼却灰は減る。この分野は技術革新がめまぐるしく、10年後はどうなっているか見当も付かない。事業が遅れることが一概にマイナスとは言えない」との指摘もあった。


町議の考え聞こう
 
 集会には菊池隆男氏、菊池綾子氏の町議も出席。出席者からは、「処分場をあんな山の上に造るのに議会がなぜ反対しないのか、不思議でならない」として、町議会の対応について問いかける場面もあった。また、「議員一人一人がこの間題をどうとらえ、将来に向けての八丈島のごみ処理をどう考えるのか直接聞きに行き、その答えをみなさんに報告します」という提案もあり、拍手が湧いた。
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