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南海タイムス記事2009年1月16日号 確認されたレッドリスト掲載種は都版52種、環境省版13種

水海山の自然環境影響調査
確認されたレッドリスト掲載種は都版52種、環境省版13種

レッドリスト
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 水海山に一般廃棄物管理型最終処分場を建設することによる周辺環境への影響を明らかにすることを目的に東京都島嶼町村一部事務組合(一組)が実施した「自然環境影響調査」で、計画地周辺にはレッドリスト(=レツドデータブック)に掲載されている野生生物が東京都版で52種、環境省版で13種確認された。住民による情報開示請求で明らかになった。
 同調査は、パシフィックコンサルタンツ(株)が受託し、昨年7月に報告書にまとまったが、一組議会でこの報告書を公開しなかったのは、「計画地にしか存在しないような野生生物種が確認されなかったため」と、一組では話している。

 植物の調査は、計画地とその周辺200メートルの範囲で、夏季07年7月、秋季は同10月、春季は08年4月の合計7日間行われた。確認した植物種は95科282種。このうち重要な種は17科26種(東京都版レッドリストは14科15種、環境省版は3科7種)あった。帰化植物は14種で、全体の5%と少なく、報告書は「自然度が高い立地であることが伺える」としている。

 このほか、自然公園法で定められた特別地域内指定植物(富士箱根伊豆国立公園)が14種確認され、これも重要な種に分類されている。動物の調査は、植物と同じ範囲で、07年7月から08年4月までに合計13日間行われた。確認した種類は、€ほ乳類=1種 鳥類=31種¡両生・は虫類=1種¤昆虫類=504種水生生物=14種。このうちレッドリスト掲載種は、東京都版が鳥類8種、昆虫類27種、水生生物2種。環境省版が鳥類6種だった。

 事業の実施に伴い、対象事業実施区域内で消失する恐れがある重要な種は、シシラン、ミヤマタゴボウ、イヌコウジュの3種。特にイヌコウジュについては、対象事業実施区域内では改変区域のみで確認されており、調査地域から消失する恐れがあるとしている。

 自然公園法の第3種特別地域内にある水海山での着工に必要な「基準の特例」の手続きを行う環境省関東地方環境事務所(さいたま市)では「現在、処分場全体の内部審査を行っている最中で、個別のコメントはできない」と説明している。


環境省では…

 レッドリストは、日本に生息、生育する野生生物について、生物学的観点から絶滅の危険度を評価し、絶滅のおそれのある種を選定したもの。環境省自然環境局野生生物課では、レッドリストにある野生生物が確認された区域内での開発行為を行う地方公共団体や事業所に対しては、「生息環境に影響が生じないよう、何らかの措置を講じていただくようお願いしている」と話している。


絶滅危惧種

モスケミソサザイ
モスケミソサザイ
(撮影・高須英之さん)
モスケミソサザイ

 環境省版レッドリストにあるスズメ目・ミソサザイ科・モスケミソサザイ(体長約10.5センチ)も水海山で確認された。近い将来に絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧IB類で、伊豆諸島の固有亜種(留鳥)。よく発達した常緑広葉樹の自然林に多く、倒木や苔むした岩などの多い場所を好む。2月中旬頃から7月中旬頃までさえずっている。八丈島で見られるのは局地的で、御蔵島を除いて、生息に適した常緑広葉樹林の減少、分断化が進んでおり、個体数が減少しつつあるという。


オオツルコウジ
オオツルコウジ
(撮影・桜井衛さん)
オオツルコウジ

 環境省版レッドリストにある絶滅危惧IB類のヤブコウジ科・オオツルコウジ。常緑低木で、高さ10~30センチ。白い花が赤い実になる。絶滅の危険性が極めて高い種だが、報告書によると、水海山には調査地域のほぼ全域に生育している。
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